出版を実現するために
商業出版であれ、共同出版であれ、それらを実現させる方法というのは、意外と世に出回っておりません。
世に出回っていないので、適当なことを吹聴してまわる悪徳業者が横行していることも事実。
しかし、現実はそれほど難しいことではありません。
ポイントは、自分でやるか、人に任せるかの二択。
さらにその中で細分化されておりますので、それぞれの方法を紹介していきたいと思います。
自分でやる場合
自分で出版を目指す場合、さらに選択肢があります。
誰かに紹介してもらう、ゼロから自分でやる、オファーを待つの三択です。
誰かに紹介してもらう
実は、出版を実現させるのに、一番確実なのは『紹介』です。
出版社の編集者も著者の紹介だと気軽に相談に乗ってくれますし、親身になって企画を通そうとしてくれます。
ただし、この場合、その編集者が担当した著者の中から増刷した著者からの紹介でなくてはなりません。
なので、まずは自分のまわりに増刷をした著者のお友達がいないか探してみましょう。
ゼロから自分でやる
ゼロから自分だけで出版を目指すのであれば、出版企画と売り込みがポイントです。
まずは、出版社の編集者に採用される出版企画書を書かなくてはなりません。
出版企画書の書き方については、こちらの無料レポートをご覧ください。
そして、出版企画書が書き上がったら、出版社に売り込みです。
まずはいろいろな出版社のホームページを見て、企画を募集している出版社がないかチェックしてみましょう。
中には共同出版の企画募集の場合がありますので、費用負担の有無は必ず事前に確認するようにしてください。
それでもなければ、自分が出版したい出版社に電話をしてみるのが効果的です。
くれぐれも、いくつもの出版社へ一気に出版企画書を郵送するようなことはやめてください。
オファーを待つ
出版社の編集者は、常に著者候補を探しております。
今だとSNSが普及したことで、見つけてもらいやすくなりました。
例えば、SNSのフォロワーが多い、バズってる、ランキングの上位にいる、質の高いコンテンツを発信しているなど、ネットで目立っていると比較的オファーはされやすいです。
他にも、テレビに出たり、世界的な大会で受賞したり、そういうところからオファーにつながることもあります。
ようは、「この人に出版してもらったら売れそう」と思ってもらえたらオファーはくるので、そう思われるような見せ方で露出するということが重要です。
人に任せる場合
人に任せて出版を目指す場合、さらに選択肢があります。
出版プロデューサーに任せる、編集プロダクションに任せるの二択です。
出版プロデューサーに任せる
出版プロデューサーや出版コンサルタントなど、さまざまな肩書で活動されている人がいらっしゃいますが、基本的には出版したい人と出版社を橋渡しをするのがお仕事です。
ただし、その人の経歴から、なぜその仕事ができているのか意味不明な人も多く、大金払ったけど出版できないなどの報告を数多くいただいております。
どの人に頼むかで大きく結果が変わってきますので、慎重に検討するようにしてください。
編集プロダクションに任せる
編集プロダクションやフリーランスの編集者の場合、企画を出版社に提案して採用されれば、自分の仕事として売上につながりやすくなるため、積極的にサポートしてもらえます。
また、日常的に出版社とやり取りをしているため、その流れで企画を提案してもらえますので、採用もされやすいです。
ただし、自分の売上につながることが前提となっているため、その担当者の守備範囲内のテーマである必要があります。
コスト面を考えれば、自分でやった方が安上がりではありますが、やるべきことを勉強したり、完成度を高めるための労力はとても大変だと思います。
逆に人に任せるとしても、確実に出版できるということはほとんどありませんので、費用対効果をしっかりと見極める必要があります。
どっちにしても、一長一短ありますので、冷静に考えてみましょう。
出版を実現するための方法を決めたら、どんな本で出版を実現させるべきかを考えていきましょう。
ただ、出版をすればいいという訳ではありません。
どんな企画の本を出版するかによって、その後の効果は大きく異なりますので、そのあたりのことを紹介していきます。